Wind Of Noosa

気が付いたらヌコ6ニャン・・・ダメダメ執事の牛歩的BLOG

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第二百四十三話     ぽけっと

小さなポケットには



銀色の懐中時計



チクタク ちくたく 時を刻むよ





屋根の鶏が鳴きだしても



僕の月は沈まない

 

だから



いつまでも黒猫と戯れていられる





ジリリリリリ!始業のベル



僕の太陽は沈んで行く



早く



黒猫と戯れなきゃ!





さあ!マチネへ行こう!!










胸ポケットに



一本の懐中電灯



何でも照らす事ができるよ 





細い光だから



足元を照らすだけで精一杯



そう・・・明日は照らせない




けど



この漆黒の中では



何よりも明るく白い





さあ闇の中の黒猫を探そう!





君は僕を見つけられるかな?



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第二百三十四話     命ノ鉛筆

僕が持っている僕だけの鉛筆


六角形の長い鉛筆



消しゴムは無いよ



持っているのは鉛筆と小さいナイフだけ




でもこのままじゃ何も書けない



おっかなびっくりに鉛筆を削るけど



削った形は不格好



全然、格好良くない




でもやっと書けるようになった僕だけの鉛筆



折れないように


折られないように






この鉛筆で何を書こう?




大好きな怪獣の絵を書いて見る



ちっとも格好良くない…




食べたいものを書いてみよう



でもおなかはふくれない



この鉛筆はつまらない









はるなつあきふゆ が何回か過ぎて



鉛筆は少しだけ短くなった



怪獣も格好良く書けるようになって



おなかも少しだけふくれるようになった



書きたいものがちょっとだけ書けるようになった




この鉛筆は面白い




嫌いな奴の悪口も書いた



大好きなあの娘への手紙も書いた




鉛筆は前より少しだけ短くなった








鉛筆も上手く削れるようになった



初めてナイフを持った頃よりもずっと早くずっときれいに



書きたいものもいっぱい増えた


書かなきゃならない事もたくさん増えた



なんだか書きたいものより


書かなきゃならない事の方が増えてきた



だんだん書く事がつまらなくなってくる


でも書きたいものを書いている時はとっても楽しい




書いては削り


書いては削りを繰り返す




鉛筆はだんだんと短くなる





それでも僕は書いては削りを繰り返す





怪獣はあの頃よりもその頃よりも



上手く書けたけど何かが足りない





大好きな食べ物も上手にかけて



おなかもいっぱいになれたけど



なんかあんまりおいしくない




書いては削る



書いては削る



書いては削る



書いては削る




鉛筆はどんどん短くなって



書くスピードも遅くなってきた




それでも僕は鉛筆で書く



ゆっくりゆっくり


一筆ずつていねいに



書く事も書かなきゃならない事もたくさんあるけど



なんだか書く事が楽しい



ゆっくりゆっくり



一筆ずつていねいに




鉛筆はとても短くなった








ある日鉛筆が削れないくらいに短くなった




一生懸命芯を出そうと削るんだけど




これ以上は無理




僕は新しい鉛筆を探しに



旅に出るよ






僕だけの鉛筆



君だけの鉛筆



折れないように



折られないように



書いては削り


書いては削り

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